女子マラソンの選考について

私は数年前、大阪国際女子マラソンの裏方の仕事をしていました。
仕事の内容は、テレビの画像と距離計のデータから選手のピッチ、ストライドを計算し、予想タイムを割り出すものでした。
そのシステムはそれほど評価されていたかったものの、結果を見るとかなり正確でした。
その時にも、オリンピックの代表の選考で騒ぎがありました。
今日のテレビでも出ていましたが、松野明美さんだったと思います。
同じような経験をしたと紹介されていましたが、選考漏れをしたのは同じですが、立場が違います。
あの時は、選考レースの成績でなく、実績で有森選手を代表にしたはずです。
松野さんは、選考レースでは良い成績をだしたもののだめだったのではないでしょうか?
会社の規模でニコニコ堂でなく、リクルートの有森選手が代表になったと、かなり叩かれていたことを思い出します。
有森選手はそのプレッシャーに耐えて銀メダルを取りました。
結果は良かったのですが、選考が正しかったとは言えないのでないでしょうか?
オリンピックで日本がメダルを取るためなら実績で選考する方がいいと思いますが、若手が出にくいのではないでしょうか?
有名でなくても、選考レースで記録を出せばオリンピックの代表になれる!となれば有力な新人が出てくる可能性もあります。
その点で、私は今回の選考結果に賛成しています。
反論があるかも知れませんが、この点は零細企業の経営にも通じると思います。
実績だけで発注していては、零細企業は成長できません。