DOSマシンの修理

一番の取引先から、パソコンの修理を頼まれました。
それが最近の機種ではなく、10数年前のDOSマシンです。
知っている方も多いと思いますが、東芝のJ3100シリーズです。
これはメーカーでは修理できない?ようです。
J3100にしか接続できないものがあるので、他のマシンでは代用できないで、修理しています。
いままでに何台もなおした経験があるので、ほとんど私のところに回ってきます。
それも仕事のうちなのでとりあえず取り掛かりました。
電源を入れると途中まで起動して止まります。
今まで修理したものは落としてディスプレイが壊れたものやハードディスクなどの部品の寿命によるものです。
今回も同じかと思って、まずはハードディスクを疑いました。
システムディスクを探しましたが、同じ型式のものが手元に無かったので、とりあえず近くにあったパソコン(当然J3100です)で起動ディスクを作成し、FD起動してみました。
起動しない!
次はマザーボードを疑いました。
マザーボードの大丈夫なパソコンを持ってきて、それにハードディスクを付けました。
それでも起動しない!
仕方ないので全て掃除し、もう一度起動しました。
なんか変だ!
それで日英DOSというDOS/VもどきのDOSのシステムディスクを入れてみたら、起動しました。
ハードディスクの内容を見たら、システムファイルをサブフォルダに移動してありました。
何したんだ?
Command.comはルートにあるので、とりあえずConfig.sysを移動させました。
電源を入れましたが、同じように途中で止まります。
まだ変だなあ...
あれ?
Command.bakってなに?
まさかCommand.comを編集したの?
とりあえず、Command.bakをCommand.comに変更して起動しました。
再起動、何事も無く起動できました!
使用者は何を考えているんだ????
あるアプリケーションを起動するとエラーになるので、それの対策でいろいろやったのだろうか?
また同じことやらかさないように変更しておきました。
これで、二度と馬鹿なことをやらなければいいのですが....
これも仕事ですから...