【昔話】倒産

そのとき勤めていた会社は、入社当時から同僚から「この会社は危ないようだぞ」と言われていました。
最初は心配していましたが、給料もちゃんと貰っているし、トラブルも無いので心配する気持ちも徐々に薄らぎ、忘れかけていました。
しかし、ある日、会社に行くと普段は静かなロビーに社員が沢山いました。
「何?」って感じで、入っていくと、会社がふあたりを出したとのことでした。経理を牛耳っていた、女性も居留守です。
電話に出ても社長かその女性あての電話ばかりでした。
その後、私がいた部門を他の会社に引き継がれることになりました。しかし、私はもう付いていくつもりは無く、あっさり辞めました。
ちょっとやる気になった矢先だったのでかなりショックでした。最後の給与も貰っていなかったので、裁判にも出ないと返してもらえないとの噂からすぐには就職できませんでした。
でも倒産による解雇でしたから失業保険もすぐに出ましたので、支給される期間の全部を貰うことにしました。
失業保険はすべてもらい、それを資金に自動車旅行に行きました。
続きはまた